何年、この仕事をやってきたのかって過日、思い起こしていた。

両手の指を使って二往復しても足りないのである。志しを抱いてこの料理の世界に飛び込んだのは、ついこの間の思えるほどいろんなことを思い出した。

あの時代、徒弟制度がしっかり根付いていて今で言うパワハラは当たり前であった。

若かった頃は楽しかったと言う人はたくさんいるが、もう一度あの頃に戻りたいなどと思ったことはない。

あんな時代を繰り返すのはウンザリだ。

もし、あの時代に戻れるのなら料理人以外になりたいとすら思う。

あの時代のメニューがあったので懐かしくメニューを眺めてみた、そして驚いたのである。1974年の頃のメニューだコーヒーが40円•••シャトーブリアン5000円••••ローストビーフサンド1000円•••コーヒーは約10倍になった、しかし食事はというと今のほうが安いのだ。むろん材料の差はあれど安い、どんどん利益が薄くなってるのは否めない。

過日、親しいお客様と話したときに、そのお客様が仰ってたことを思い出した。

「先進国の中で外食が一番安いのは日本」

私も同感だ。

技術料がまったくないどころか利益も取り売りの物販以下では人は育てられない。

知人が私の技術を誰かに伝えるのが責任だと言われたことがある。

しかし、述べたように夢を見させてあげられないような仕事では人は育たないと思っている。

これは、どんな業種にも言えることであろう。

このコーナーは調理理論とワインのことだったのを忘れてボヤキになってしまった、

失礼しました。

次回は、ちゃんとかきます。

では、またのご来遊を!

 

 

 

私見に満ち満ちた、調理理論およびワイン考